vol.27 (2013)

情報メディア教育研究センター 研究報告
Vol.27, 2013 ISSN 1882-7694

表紙
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Phase Equilibrium Calculations by Equation of State v2
片岡 洋右,山田 祐理
受付: 2012年8月31日    PDF    抄録
完全固体・完全液体の状態方程式に基づいて、相転移を計算する方法を示した。エクセルのワークシートを使って、ギブズエネルギーやその他の熱力学量を温度と体積の関数として得ることができる。VBAプログラムの例も添付した。熱力学的な恒等式を用いて、数値計算に大きな矛盾がないことを確かめた。
Numerical Calculations in Phase Equilibrium by Equation of State v3
片岡 洋右,山田 祐理
受付: 2012年9月10日    PDF    抄録
完全固体・完全液体の状態方程式 v3に基づいて、相転移を計算する方法を示した。エクセルのワークシートを使って、ギブズエネルギーやその他の熱力学量を温度と体積の関数として得ることができる。VBAプログラムの例も添付した。熱力学的な恒等式を用いて、数値計算に大きな矛盾がないことを確かめた。
Perfect Solid and Liquid
片岡 洋右,山田 祐理
受付: 2012年12月23日    PDF    抄録
固体についてレナードージョーンズ相互作用と面心立方格子を仮定して、簡単化した状態方程式を示した。これを完全固体の状態方程式と呼ぶ。液体と気体については実験値の解析から得られたファンデルワールス状態方程式を仮定した。これを完全液体の状態方程式と呼ぶ。これらを用いて球形分子系の3相平衡をギブズエネルギーの計算から導いた。その結果をアルゴン系についての実験結果および、モンテカルロ法・分子動力学法シミュレーションと比較して、全体的に良い対応関係を得た。
Development of the Transformer for Contactless Power Suppliers
大橋 竜也,MARINOVA Iliana,齋藤 兆古
受付: 2013年2月14日    PDF    抄録
A tested trial transformer gives nearly 80 percent power transmission efficiency even though the primary and secondary coils are separated by 10mm air gap.
個別要素法による離散粒状体モデルの動的追跡法
脊黒 隆大,板谷 知洋,吉田 長行
受付: 2013年3月7日    PDF    抄録
本研究は個別要素法を用いて砂質土を対象とした簡易一面せん断試験をシミュレーションにより再現すること,および,そこでの個別要素法の特性を把握することを目的としている.本試験を採用することにより,従来の一面せん断試験シミュレーションと比較して,せん断抵抗力の算定法が大幅に変更され,また,同規模の試験を想定した場合,解析に使用する粒子数の低減,解析時間の短縮が期待できる.
モロッコの日干し煉瓦住居群における温熱・風環境シミュレーション―環境工学からみた住居群とオアシスの関係―
盛川 岳穂,出口 清孝
受付: 2013年3月9日    PDF    抄録
本研究はモロッコの伝統的な風土建築である日干し煉瓦住居の集落を対象とした温熱・風環境についての研究である。対象とした日干し煉瓦住居の集落はオアシスの近くにあり、この事が集落内の温熱・風環境にどのような影響を与えているのかという事を、現地での移動測定により調査した。また集落内温熱・風環境を、3次元熱流体解析システムによるシミュレーションにより再現し、環境工学からみた集落内の快適性を調査した。
半屋外空間におけるドライミストによる冷却効果―実験とシミュレーション―
野中 淳史,出口 清孝
受付: 2013年3月9日    PDF    抄録
本研究では環境に低負荷な手法であるドライミストによる冷却効果に着目した。ドライミストは空気中に直接微細の水滴を噴霧するため空気温度を低下させることができ、冷房の代用として利用することができる。そして温熱環境改善により熱中症対策への効果が期待できる。ドライミストにより生じる温熱環境の変化や、温度低下から見られる冷却効果について、噴霧実験とシミュレーションを用いることで環境工学的な視点から検証した。
最適化手法を用いた建物の振動特性に関する研究―常時微動から推定する構造同定―
小祝 碧,濱崎 大樹,吉田 長行
受付: 2013年3月9日    PDF    抄録
建物は常に微小に揺れている.その揺れの観測に基づく動的耐震診断法として,観測データから建物の振動特性等を探り,耐震性能を評価することを目的としている.この研究により,耐震診断業務において,図面からデータを拾い,計算用構造モデルにインプットするなどの作業を短縮することができる.また,図面などの資料が得られない場合でも既存建物の耐震性を診断することができる.
FEM-CIP法による1次元入反射場解析
神﨑 壮一郎,佐々木 豊,辛 承胤,柳川 智隆,吉田 長行
受付: 2013年3月9日    PDF    抄録
現在,地盤の非線形な動的挙動が活発に研究されている.非線形問題の解析には有限要素法が有効かつ柔軟な手法である.しかしながら,有限領域を対象とする手法であるため,無限あるいは半無限弾性体の波動伝播問題に適用する場合には,解析領域の内部と外部に境界を設け,外部から内部に伝わる入射波と内部から外部へ逸散する反射波の双方同時の処理が必要とされる.本研究ではCIP法を用い,より精度の高い境界処理法を目指す.本論では1次元棒材モデルを用いて提案と検討を行っている.
CIP法による2次元放射場解析の検討
佐々木 豊,神﨑 壮一郎,辛 承胤,柳川 智隆,吉田 長行
受付: 2013年3月9日    PDF    抄録
現在,地盤の非線形性特性を考慮した動的研究が行われている.非線形特性を反映する方法として有限要素法による動的解析が挙げられるが,この方法では解析領域が限られる.このため,無限あるいは半無限弾性体の波動伝播問題に適用する場合には解析領域の内部から出てゆく放射波を完全に透過させる境界処理が必要である.この境界処理をより精度の高いものとするためCIP法を用いた.本研究では2次元格子モデルを用いた放射場モデルでCIP法の透過効果を検証する.
フェニル酢酸の気相酸性度に及ぼす置換基効果
中田 和秀,藤尾 瑞枝,西本 吉助,都野 雄甫
受付: 2013年3月9日    PDF    抄録
環置換フェニル酢酸の気相酸性度を無置換体とのプロトン移動平衡のエネルギー差として理論的に決定した。フェニル酢酸の酸性度は、置換基の誘起効果、共鳴効果、およびサチュレーション効果に支配されており、陰イオン系に特徴的な置換基効果を示すことが明らかになった。また、フェニルアセテートアニオンにおける直接共鳴の度合いは、ベンゾエートアニオンよりもわずかに大きく、カルボキシラート部位の関与が示唆された。
立体構造モデルの作成と動的耐震検討
金子 峻也,程島 遥平,吉田 長行
受付: 2013年3月11日    PDF    抄録
現在、建築基準法改定の流れを受け、建物の耐震性や耐震補強についての考慮が重要となっている。本研究は地盤振動による既成建物の振動性状および耐震性能を把握し、今後の耐震補強に役立てること目的とした研究である。法政大学市ヶ谷田町キャンパスを対象に常時微動観測機器を用いて振動計測を行い、得られた観測データと、作成した立体骨組モデルの解析結果との比較検討を行う。