情報メディア教育研究センター シンポジウム 2016

 法政大学情報メディア教育研究センターでは3月10日(木)に法政大学小金井キャンパスにて「ITを活用した新たな教育方法の実践」をテーマとしてシンポジウムを開催いたします。
 招待講演では「ウェブで学ぶ」「Opening Up Education」などの著者でもあり、様々な教育イノベーションを実践されている京都大学 理事補・高等教育研究開発推進センター長の飯吉透氏を迎え、京都大学だけでなく国際的な視点からITによる教育支援に関する研究・開発に関するご講演をいただきます。一般講演では法政大学における授業実践事例報告が予定されています。多数の皆様のご参加をお待ちしております。

開催日: 2016年 3月 10日(木)13:00-18:20
場 所: 法政大学 小金井キャンパス (東京都小金井市) 西館B1階 マルチメディアホール
     キャンパスマップにおいて(2)の建物の地下1階です。
地 図: 駅からの経路図
主 催: 法政大学 情報メディア教育研究センター
定 員: 200名
参加費: 無料

参加申込: 申込用Web サイト からお申込みください。なお,情報交換会は会場の都合により,先着20名様とさせていただきます。
申込締切: 2016年 3月7日(月)

プログラム: PDF

13:00 – 13:10 開会挨拶    田中 豊 (法政大学 情報メディア教育研究センター所長)
13:10 – 13:50 招待講演 ITを活用した高等教育の展望:その可能性と課題   飯吉 透 (京都大学 理事補・高等教育研究開発推進センター長) PDF 抄録
 テクノロジーの進歩によって産業・雇用のグローバル化が進み、社会の在り方や構造が大きく変化する中で、教育のオープン化、ユビキタス化、ゲーム化やAI、ビッグデータ等の本格的利用によって、現在高等教育は大きな変革と進化の最中にあります。その一方で、我が国では様々な困難を抱える学生に如何に興味を持って主体的に学んでもらうかが、必要とされる個別対応も含め、喫緊の課題となっています。
 これらの観点を踏まえて本講演では、ITの活用によって、より多様で柔軟な教育・学習を可能にするような新たな教育方法、学習環境、効果的な授業設計と実践のあり方について、具体的な事例を通して概観・考察し、さらにこれからの高等教育システムや社会の姿とその可能性を予見します。
13:50 – 14:10 2015年度活動報告 常盤 祐司 (法政大学 情報メディア教育研究センター) PDF 抄録
情報メディア教育研究センターでは計算科学基盤サービスの提供とITを活用した教育・研究支援を行っています。本報告では教育テクノロジー(EdTech)を活用した教育支援に関する各種プロジェクトの概要を説明します。
14:10 – 15:30

授業実践報告

プレゼンテーション相互評価支援     豊島 純子 (法政大学 デザイン工学部)、藤井 聡一朗(法政大学 情報メディア教育研究センター) PDF  抄録

グローバル化の進展に伴い国際的なコミュニケーション能力を有する学生の育成が大学の急務となってきています。こうした社会情勢に呼応しデザイン工学部では2008年よりプレゼンテーション・スキルに特化した授業を実施しています。プレゼンターにとって何よりも大切なことは「どのように伝えたら聴衆に受容され共感されるか?」を聴衆の身になって考えられることです。「聴衆に理解され共感されるプレゼンテーションの鍵はボディランゲージとインタラクションにあり」と考え、その重要性を学生に認識させるべくビデオ撮影と相互評価を授業に導入してきました。従来の紙媒体による相互評価はデータ整理が煩雑で学生へのフィードバックに時間を要していました。そこで今回IT技術の同時性、利便性に着目し開発された「相互評価支援システム」と既存の紙媒体による相互評価を行い、両者のもたらす教育面および授業運営面への効果と影響の比較検証について報告します。

航空操縦学専修における飛行訓練支援  遠藤 信二 (法政大学 理工学部)、芳賀 瑛 (法政大学 情報メディア教育研究センター)  PDF  抄録

本学航空操縦学専修では飛行訓練の教育効果の向上を図るべく、これまで経験的、定性的であったパイロットのパフォーマンス評価をICTを用いて定量的に行うことを志向しています。2015年度は、Flight Training Deviceを使用したシミュレーション教育を題材に、航空機の操縦という複合的な知識、技能の活用を求められる実技課題に対するパフォーマンスの定量的評価指標として、視線情報と心拍情報の2種の生体情報に着目し、視線の移動傾向からパイロットのパフォーマンスの特性を導き出すことを試みました。飛行経験年数の異なる2群を対象に生体情報の計測実験を行い、比較、検討した結果得られた指標としての有効可能性について報告します。
15:30 – 15:40 休憩
15:40 – 18:10

授業実践報告

簿記計算特訓支援   田中 優希 (法政大学 経済学部)、藤井 聡一朗 (法政大学 情報メディア教育研究センター) PDF 抄録

法政大学会計専門職講座(HAPP)では、学生を対象とした簿記講座を開講しています。本講座の夏休み特別講義として、約50問 の問題を1日で解く「計算特訓」を実施することになりました。本報告では、この特別講義に合わせて開発した、学生たちが問題を 解きながら自身の成績をリアルタイムに把握できるツールについて、ツールを利用した学生や講師の反応とともに紹介します。

機械工学科におけるDigital Paper活用事例   高嶋 優 (法政大学 理工学研究科 新井研究室)、常盤 祐司 (法政大学 情報メディア教育研究センター) PDF(高嶋)  PDF(常盤) 抄録

理工系研究室では従来紙の研究ノートを利用して、実験手順やその結果を記録してきました。しかしながら研究ノートはかさ張るため保管に難があるとともに、過去の実験を参考にしたい場合には保管された研究ノートから該当の記録を検索することに多くの時間を費やしていました。本報告ではDigital Paperを用いてこれらの課題を解決しようとした試みを紹介します。

法政大学版YouTube – OATube  常盤 祐司 (法政大学 情報メディア教育研究センター) PDF  抄録

本学ではビデオを利用した教育が年々増加しています。これまではAdobe Media ServerとWebサイトを組み合わせて対応していましたが、公開の即時性およびモバイル対応に課題がありました。これらの課題を解消するために2016年4月のサービスインを目指して開発している教育用ビデオサイトの概要を説明します。

心理学科における反転授業実践報告  藤田 哲也 (法政大学 文学部)、芳賀 瑛 (法政大学 情報メディア教育研究センター) PDF  抄録

2014年度から,心理学科の「演習II」という中級実験のための専門科目に,反転授業を取り入れています。反転授業の成立には予習の実施率が高く維持されることが必要であり,そのために様々な工夫をし,また改善を行っています。本シンポジウムでは,2015年度の実践を中心として,2014年度からの授業運営上の変更点とそれに伴う学生の行動の変化と,学生の授業外学習に対する有効性の認知及びコスト感について報告を行う予定です。
18:10 – 18:20 閉会の辞
18:30 – 20:00 情報交換会(会費制:4000円)

問合先: 情報メディア教育研究センター事務局 Mail: cms@ml.hosei.ac.jp